予想以上にかかる生活費
全国大学生活共同組合連合の調査※によると一人暮らしをする大学生の平均的な支出額は1カ月当たり12万5040円でした。
支出の内訳をみると食費が2万4800円、住居費が5万3920円となっています。一人暮らしの大学生の支出は増加傾向にあり、10年前と比べると1万円ほどの上昇です。
このうち、仕送りの平均が7万1880円で、アルバイトによる収入が2万9130円でした。
生活費以外の支出もあります。
部活やサークルに所属する場合、体育会系だとユニフォームや道具を買い揃え、遠征のための交通費、合宿代などが年間10万円以上。
あまりお金のかからなそうなボランティアサークルでも交通費だけで月々1~2万円かかるそうです。
※第57回学生生活実態調査(2021年10月~11月に調査)
生活費を抑えるには
大学生の一人暮らしは何かとお金がかかるため、生活費を少しでも抑えたいところです。
女子学生限定のマンションで警備員やスタッフが常駐しているところがあります。食事込みで月々10万円くらいです。
最寄り駅によっては抑えることが可能です。複数の路線が乗り入れするターミナル駅や、特急が停車する駅は家賃相場が高くなります。各駅停車のみの駅だと家賃は下がるのでねらい目です。
学生向けマンションを紹介するサイトを検索してみるといいでしょう。
信州大学(松本キャンパス)生のための学生マンション|学生マンションドットコム
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他にも自治体が運営する学生寮や大学が運営している学生寮を探すという手段もあります。
個室か相部屋か、光熱費、食費込みなど条件が異なるので、進学先の学生寮に入れるか調べてみてください。
家賃以外だと、毎月固定費として支払われるスマホ料金は、格安プランを選べばかなり節約できます。
アルバイトについて
アルバイトによる平均収入は2万9130円ですが、中には10万円以上稼いでいる学生もいます。
その際、気をつけたいのが扶養控除です。アルバイトによる収入が103万円以上だと扶養控除を受けられなくなります。
また、勤労学生控除と社会保険も130万円を超えると控除が受けられなくなり、社会保険も扶養から外れてしまうので、上限については確認しておきたいところです。