子供も大人と一緒
最初のお子様を育てられる時にご両親から特に良く耳にするのが、お子様の叱り方がわからないと言う意見です。
その場合は、大人を叱る場面を想像してください。
大人の方を叱るつもりで、お子様と接してみましょう。
まずは、大きな声で叱らないようにします。
お子様は、大きな声をだされるとびっくりしてしまうだけです。
叱るという事は、内容を理解して直してほしいから叱るはずです。
大きな声と同じ理由で、感情的に叱る事もやめましょう。
お子様に肝心な叱る内容が伝わりにくくなります。
叱ってる内容をしっかりと伝える為に、叱る理由をしっかりと伝えましょう。
自尊心を傷つけない為にも、大勢の前で叱る事は避けたほうが良いでしょう。
また、叱る時は原因のすぐ後に叱りましょう。
原因が過去の事は、理解しにくい為です。
家庭の方針にもよりますが体罰を繰り返しおこなうのは、やめましょう。
理由をしっかりと説明してから、愛情を込めて体罰をおこないます。
このように、大人の部下や後輩を叱るのと気をつける点は変わりません。
ご両親が怒っている時も決して感情的にならずに、1人の人間として礼儀や愛情を持ってお子様に接しましょう。
叱るべき時とは
お子様がどんなに可愛くても、叱らなければならない場合があります。
それは、他人を言葉や暴力で傷つけた時と、自分自身を大切にしていない時です。
2歳から4歳の間に、叱るべき時にしっかりと厳しく叱ったお子様は成長してからの攻撃的な態度がほとんどないと言う結果がでています。
逆に甘く叱った子供は、攻撃性が成長してからも減る事が少なかったそうです。
また外出中でも、他の方に迷惑をかけた時はしっかりと理由を説明したうえで叱ります。
周りの方は、よかれと思ってお子様に助け舟をだされる場合もあります。
しかし、毅然とした態度でお礼をいってから、しつけで他の方に迷惑な事をした場合は叱る事にしていますと伝えましょう。
しかし、なるべくならお子様を人がいない場所へ連れていって叱るようにします。
住宅が袋地に建設されていて囲繞地に囲まれている場合は、自分の土地の境界をしっかりと教えておきましょう。
叱り方を工夫しよう
ご両親がお子様を叱る時には、叱る内容がしっかりとお子様に伝わる必要があります。
その為、お子様を叱る時には、年齢に適した言葉を使用して叱りましょう。
つまり、わかりやすく叱ると言う事です。
お母様などは、家事も忙しく家事の最中に後ろを向いて叱る事も多いと言われています。
しかし、面倒でもしっかりとお子様の正面にかがんで、お子様の目を見て理由を説明して叱るようにします。
こうする事で、お子様も叱られている事や、叱られている内容にしっかりと耳を傾けます。
わずかな差ですが大きく違いがありますので、ご両親の負担は増えますが目をみて叱るようにしましょう。