グローバル社会で生き抜くための英語力
将来のグローバル化社会の本格化を見据え、わが国でも公立小学校において英語が必修科目とされ、幼稚園のウリとしても英語教育を取り入れる傾向にあります。
雑誌やネットのサイトには幼児英語教室の特集やPRがあふれ、近年インターネットを活用したオンラインでの英会話レッスン等の新たな形式もあらわれています。
小さな子供を持つ両親は、「うちの子にも英語教育を受けさせなくては……」と焦る方も多いことでしょう。
しかし、何でもよいから英語と名の付く教材を揃え、レッスンに通えばいいというわけではありません。
最適な方法を選ばないと、期待した成果が出ないだけでなく、むしろ今後の英語学習の弊害となったり、こどもが英語嫌いになったりします。
語学習得に最も影響の大きな幼児期を無駄にしないよう、しっかりポイントを抑えて英語教育の方法を選ぶようにしましょう。
幼児期のトレーニングが効率的な英語学習
最も重要なことは、英語の学習には幼児期にトレーニングをした方が効率的なことと成長して学習した方が効率的なことの2つがあることです。
このポイントをしっかり認識すると、幼児期の英語教育の効率を上げることが可能です。
幼児期の早期英語学習で効率的なのは「聴く」ことと「話す」ことの2つの能力だとされます。
早い時期からトレーニングすると、成長後では聴き取り難い早いスピードの英語も聴き取れ、正しいナチュラルな発音も身に付きます。
英語のレッスンではこの2つ以外に「読む」「書く」がありますが、こちらは成長後の方が得意と言われます。
幼児期には「読み」や「書き」に時間を費やすのは無駄なので、避けるべきでしょう。
教材に頼っても英語は話せるようにならない
幼児の英語教育に当たっては、各種の教材があり、雑誌やHPではそのPRが踊っています。
それを目にするとどうしてもどの教材が良いのだろうと関心が集中します。
しかし、教材に頼ってもそれだけでは英語を話せないことを認識しなくてはいけません。
全ての教材が無駄ではないでしょうが、幼児期の英語教育は「聞く」「話す」がメインであることを念頭に置けば、相手とコミュニケーションを取ることによる英語学習が大事なのです。
言語はコミュニケーションの手段ですので教材だけに頼らず、人とのフェイス・トゥー・フェイスのコミュニケーショを活用し、楽しみながら「聞く」「話す」の力を伸ばす英語教育をしてあげましょう。
良い師匠への弟子入りは効果的-「英語のプロに学ぶ」
良い先生を選んで、英語のプロから定期的に学ぶ習慣を付けることが成功の秘訣です。
最近は、教室に通学して学ぶ形式以外に、ネットを活用して英会話を学ぶオンライン英会話レッスンも広がっています。
プロの講師と接することでリアルなネイティブ英会話を習得することがおススメです。