進化する抱っこひも製品
2016年の春先に「保育園落ちた、日本死ね!」といったタイトルの匿名ブログが有名になったことでしばし待機児童問題が多く取り上げられるようになりました。
待機児童問題はさておき、その時に直接訴えに行ったお母さんたちがそろって使用していた抱っこひもが注目を受けました。
使用していたのは「エルゴベビー」という世界一有名といわれるハワイ発のベビー用品メーカーの抱っこひもで、約50か国で使用されている人気製品でした。
報道を見た人の中には高価なエルゴの抱っこひもを使うような金持ちが保育園に入れないなどという意見を言うのはおかしいと不思議な主張をする人もいたようですが、ともかくエルゴの抱っこひもが現在子育て中のお母さんたちに広く使用されているということが有名になったのは確かです。
他にも「マンジュカ」や「コラン」といった抱っこひもメーカーから製品が出されていますが、いずれも主流となっているのはナップサックをお腹側でホールドするようにしているというタイプです。
そのため「抱っこひも」ではなく「腰ベルト」といった呼び方をしていることもあり、これまでの製品と比較してかなり腰や肩にかかる負担を軽減することができるように研究されています。
最近は小柄なお母さんも多いですから、ぜひこうした有名ブランドの抱っこひもは一つ購入しておくことをおすすめします。
便利な反面事故も起こっています
便利な抱っこひもですが反面で事故も多く発生しています。
腰でホールドするタイプの抱っこひもの場合、赤ちゃんとの体の距離が少し離れてしまうという特徴があります。
ですので直立して歩くときには楽であっても、下に落ちているものを拾おうとして前かがみになるとするりと赤ちゃんが抜けて落ちてしまう事故が起こってしまいます。
人形などで実験をしてみるとかなり高確率で落下は起こってしまうことがわかっていますので、使用するときにはひもを過信せず必ず赤ちゃんの体を支えてから姿勢を変えるようにしましょう。