受動喫煙で大きな健康被害を受けることもある
タバコの健康被害というのは、肺がんのリスクを高めることを始めとして、大きな影響を与えます。
世界的にも禁煙を勧める動きが非常に強くなっていて、タバコの消費量を減らすための様々な運動が行われるようになりました。
タバコの健康被害は喫煙者本人だけでなく、周りの人にも及び、むしろ受動喫煙をしている人の方が健康被害のリスクが高まることもあるという調査結果が出ているほどです。
そのため、同じ家の中でタバコを吸っている人がいて、外だけでなく家の中でも吸っていると、知らずに様々な問題を抱えてしまうこともあります。
夫が喫煙者だと、どうしても受動喫煙のリスクは高くなってしまいますので、せめて家の中での喫煙を控えるか、徹底的に分煙できるようにすることは大事です。
いくら高性能の空気清浄機を使っても完全な分煙はできない
夫が家の中でタバコを吸っているのであれば、完全に分煙をするというのは難しくなります。
できる措置としては、タバコを吸う部屋を完全に分けて一つに限定することでしょう。
その部屋は、窓がある隅の場所にするなどして、リビングやダイニングなどの家族みんなのスペースに煙が入り込まないようなところを選ばなくてはなりません。
そして、換気をしっかりすると共に、空気清浄機を置くなどしてできるだけタバコの影響を他に広げないようにすることになります。
しかし、いくら高性能の空気清浄機を置いて使用したとしても、タバコの煙が完全に取れるわけではありません。
実際に他の部屋の壁紙を比べてみると、タバコを吸っている部屋というのは、全体にヤニで汚くなってしまうものです。
そのため、どんな措置を講じたとしても、部屋の中でタバコを吸っている人がいる限りは、100パーセントタバコの影響からは逃れられないということを覚えておくべきです。
もし、きちんと分煙したいのであれば、夫に家の外でタバコを吸ってもらうようにするしかありません。
外でタバコを吸うにしても近所迷惑とならないように
家の中での喫煙を控えてもらうのであれば、家の外で落ち着いてタバコを吸える環境を作ってあげることが大事です。
灰皿を置いたり、座って吸えるようにイスを設置してあげたりします。
家の外でタバコを吸う時には、近所迷惑にならないようにも気を遣わなくてはなりません。
最近は近所とのトラブルとなる原因の一つに、外で吸っているタバコの煙が近所に入り込むというものがあるからです。
特にマンションのベランダで吸うことにした場合は、その煙が窓伝いに隣に行ってしまうことが多いので十分な注意が必要となります。
喫煙者本人はあまり気づきにくいものですが、タバコを吸わない人からすると、タバコの煙というのは少しでもきついものです。
そうしたことを念頭に置いて、近所にも迷惑とならないように気を付けましょう。