ご近所へのおすそ分けとお返しのマナーは？

気を遣わせない形でおすそ分けをするのが一番

近所との付き合いというのは、そこで気持ちよく生活を送るためにとても大事なポイントとなってきます。
そのため、何かもらいものをした時に、近所の人におすそ分けをしたいと思う人も多いでしょう。
確かに、こうしたプレゼントをすることによって、人との距離は縮まりますし、より良い関係を保つのに役立つものです。

しかし、逆にもらって気を遣ってしまうようなものだったり、あまりに頻繁だったりすると、遠慮の気持ちが強くなってしまうこともあります。
また、押しつけがましくなってしまうこともありますので、おすそ分けをする時にはその表現にも気を使うことが大事になってくるのです。

そのため、「たくさんもらい過ぎてしまったので、助けると思ってもらってくれますか？」などの言い方をすると良いのではないでしょうか。
もしくは、「もしあまりに気に入らなかったら、好きに処分してくださいね。」などといって、気を遣わせない感じで渡すのも良いでしょう。
大事なのは、気軽に受け取れるような言い方で渡すということです。

どんなものをおすそ分けしたいと思っているかをあらかじめ伝える

おすそ分けをもらう人の中には、欲しくないものをもらって処分に苦労してしまうという人もいます。
そのような事態を防ぐためにも、おすそ分けする前に何をあげたいと思っているのかを話すと良いでしょう。

「実家からたくさんリンゴを送ってきたので、何個か食べませんか？」などと聞いてみてください。
相手に欲しいかどうかを聞くという選択肢を与える質問をすること、それが何かを明らかにすることによって、気持ちよく受け取ってもらえるようになります。

また、逆に明確におすそ分けをしたいという気持ちを表すこともできます。
「知らずに子どもが騒いだりしてご迷惑をかけているかもしれませんので。」などと言って、気持ちを素直に表現するのも良いでしょう。
もちろん、こうしたおすそ分けはあまり頻繁にせずに、たまにするくらいでちょうど良いものです。

お返しをする時も気を遣わせない配慮をする

おすそ分けをもらったら、何かしらお返しをしたいと思うのは自然のことです。
しかし、この時もあまり相手に気を遣わせないように配慮をしましょう。

もらったものより明らかに高価に見えるものなどは、逆に良い気持ちがしませんので、避ける方が良いでしょう。
「簡単なものですが、こないだのお返しに。」と言って、気軽に受け取ってもらえるようにするのも一つの方法です。

本来であれば、このような気遣いをしなくてもプレゼントのやり取りができるというのが理想ですが、現実には遠慮の気持ちが働いてしまうものです。
お互い気持ちよい関係を培えるように、ちょっとした配慮を示すようにしましょう。