自治会の役割とは?
多くの町内では、自治会が組織されていて、それぞれで活動を行っています。
自治会の役割は自治体や地域によっても異なりますが、普段の生活に欠かせないことを行っていることが多く、重要な働きをしているのです。
たとえば防犯活動をしたり、敬老会やこども会の組織、ラジオ体操の組織などの福祉関係の活動も積極的に行っています。
町内の美化に努めるというのも大事な役割で、公園や道路の清掃や側溝の掃除、ゴミ集積場の設置や管理なども実施しています。
さらには、町内会の人々の交流活動も行っていて、レクリエーションやスポーツ大会の開催を担ったり、何らかの住民トラブルが発生した時に率先して解決に当たってくれることもあるでしょう。
自治会に入ることのメリットとは?
こうした自治会の役割はとても重要なものですが、実際には自治会に入るかどうかは強制ではありませんので、住民が個々で判断して決めることになります。
また、自治会で使われる費用は会員が分担して支払うことになりますので、費用がかかるということも覚えておくと良いでしょう。
最近は単身者ばかりが住んでいる地域なども増えていますので、自治会に加入する人が少なくなっていますし、地域によっては自治会そのものが設けられていないこともあります。
しかし、自治会に参加することにはいろいろなメリットがあるものです。
まず、自治会に入ることによってご近所との付き合いが自然と生まれますので、周りとの人間関係をうまくやっていくのに役立つという点があります。
一緒にいろいろな活動をすることによって、付き合いが深まり、近所との住民トラブルを避けるためにも助けとなるでしょう。
さらに、自治会がゴミ置き場の管理をしているところもあり、自治会に加入せず会費も支払わないと、そのゴミ置き場が利用できないというところもあります。
もちろん、自治体に相談すれば個別収集などの措置を採ってくれることが多いですが、なにかと不便な面があるものです。
あまりいろいろな活動を行えないとしても、とりあえず会費だけでも払っておくという人が多くなっています。
どちらにせよ近所との付き合いを大事にする
このように、自治会に参加することにはいろいろなメリットがありますし、加入しないと面倒になる面もあります。
しかし、実質的にほとんど自治会への参加が不要だと判断されるケースも多くなっているのです。
そのような場合でも、近所との付き合いは大事にして、良い人間関係を保てるようにしましょう。
万が一の時の助け合いは非常に重要ですし、日ごろから良い関係を保っておくことで住民トラブルを防げます。
住みやすい住環境には、家そのものだけでなく近所との関係も大事な要素となってくるのです。